好意の感情等から行われるつきまといなどの好意は、被害者の生活に不安や害を与え、ときには凶悪犯罪に発展することがあるにもかかわらず、2000年11月に法律が制定されるまでは、ストーカー行為そのものは、刑法等の刑罰法令に触れないものが多く警察が取り締まることが困難でした。
ストーカーの動機は恋愛感情などの好意感情、またはそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情が約9割、また面識のないものによる行為は1割弱で、面識のないものによる場合は東京や大阪などの大都市部での割合が高いといわれています。
男性が女性をストーキングするというのが典型的でありましたが、今では女性から男性のストーキングも増加傾向にあるようです。
1999年に起こった桶川ストーカー殺人事件では交際していた男性の異常な行動がエスカレートした後、加害者の兄が雇った男によって女子大生が殺害されるという凶悪な事件がありました。
この事件では被害者が別れ話を切り出すと、執拗に嫌がらせをはじめ、被害者の自宅に押しかけ脅迫したり、自宅への無言電話や父親の勤め先に誹謗中傷のビラが配られたり、多くの嫌がらせがあったにもかかわらず警察に相談をしても民事不介入を理由に取り合ってくれず、最終的にはこのような最悪の結果をまねいてしまったのです。
そしてこの事件をきっかけに2000年11月24日に『ストーカー規制法』が制定されました。
もしも、ストーカー被害遭った場合は受けた嫌がらせをメモなどにして、ストーカー行為において利用された手紙、中傷ビラなども証拠として残すようにしましょう。
決して1人で解決しようとせず、まずは最寄りの警察に相談することがよいでしょう。